「比率」でバランスの良い型紙を作る方法 と 片耳スカラップ刺繍生地を生かした作り方
ティアードスカートは、一見すると、
「長方形の布を3段に切って、ギャザーを寄せてつなげれば作れそう!」と思いますよね。
でも、実際に作ってみると、
- 3段の切り替え位置はどこにする?
- それぞれの段の長さは?
- ギャザーはどのくらい入れる?
- 自分の体型に合うバランスになっている?
と、意外と悩むことが多いデザインです。

今回、私が作ったのは、3段切り替えのティアードスカート。
ポイントは、ただ生地を3段につなぐのではなく、「比率」を使って型紙を作ること。
そして、もう一つ。
片耳スカラップ刺繍生地を、スカートの裾に生かすこと。
今回のブログでは、youtubeで詳しく、説明出来なかったことをご紹介します。
ピンちゃん縫製の詳しい手順は、YouTube動画で実際の作業を見ながらご覧いただけます。
なぜ?片耳スカラップ刺繍生地を選んだのか
なぜ、片耳スカラップ刺繍生地を使ったの?
今回の生地は、グレーの無地をベースに、片耳にスカラップ刺繍が入った生地です。
一見すると、「ティアードスカートなら、普通の無地生地でもいいのでは?」と思うかもしれません。
実は、ティアードスカートを作るなら、私は無地の片耳スカラップ生地をおすすめします。
プリント柄と無地では、見え方が違う
プリント柄と無地、どちらがティアードスカート向き?


ティアードスカートは、3段の切り替えとギャザーによって立体感が生まれるデザインです。
ところが、柄のプリント生地を使うと、柄の存在感が強くなり、
「どこで切り替わっているのか」
「どのくらいギャザーが入っているのか」が分かりにくくなることがあります。
その点、無地の生地なら、
- 切り替え位置
- ギャザーの分量
- 3段のシルエット
が見えやすくなります。
今回のような「比率で作るティアードスカート」では、スカートの形そのものを楽しめる無地生地が向いています。
でも、無地だけではちょっと物足りない
無地+片耳スカラップ刺繍で、華やかさをプラス


ただ、無地の生地だけで作ると……少しシンプルすぎる。
せっかくのティアードスカートだから、どこかに華やかさが欲しい。
そこで選んだのが、片耳スカラップ刺繍生地です。
裾にスカラップと刺繍が入ることで、シンプルなグレーのスカートに、上品な華やかさが加わります。
派手すぎないけれど、普通の無地スカートとは少し違う。
私は、この「シルエットはシンプル。裾でおしゃれを楽しむ。」というバランスを是非、おすすめしたいです。
スカラップ生地には「裁断の工夫」が必要
片耳スカラップ生地だからできる、ちょっと変わった裁断
「生地をどう使うか?」をご説明します。


ティアードスカートでは、下の段にいくほど生地の必要量が増えていきます。
特に3段目は、「裾巾も広く + ギャザー分量が増える」 ため、必要な生地幅も大きくなります。
そのため、生地幅によっては、1枚の生地だけでは裁断できず、何枚かに分けて裁断して縫い合わせる必要があります。
そこで「片耳スカラップ生地」を利用する


今回の片耳スカラップ生地は、生地の縦・横の使い方を変えます。
通常とは違う方向に生地を使うことで、3段目の長いパーツを、できるだけつなぎ目を少なく裁断できるようにしました。
つまり、「生地の向きを変えることで、限られた生地幅を有効に使う」という考え方です。
これは、単純に「型紙を置いて裁断する」だけではなく、生地の特徴に合わせて型紙の置き方を考えるという、洋裁ならではの工夫です。
スカラップ刺繍の柄を優先する
スカラップ刺繍の柄をきれいにつなげることを優先して裁断します。
今回はスカラップ柄の続きをきれいに見せることを優先します。
そのため、3段目は、
型紙を長方形にして、スカラップ柄に対して直角に裁断します。
本来なら、スカートの脇線は斜めになります。しかし、斜めに裁断すると、縫製後、スカラップ柄が綺麗に繋がりません。
スカートの脇線を補正し、3段目の型紙を長方形にします。


裁断時、スカラップ柄と型紙の裾線を合わせ、縫製後の柄の続き方を考え、縫い代幅を調節して下さい。


スカラップ生地をティアードスカートの裾に配置することで、スカート全体に、華やかさと上品さをプラスできます。また、スカートの裾上げの必要もなく、ティアードスカートを作るのに最適な生地です。
比率を使ったティアードスカート型紙の作り方
ティアードスカートの型紙というと、「ウエストは何cm?」「1段目・2段目・3段目は何cmにする?」「ギャザーは何倍にする?」と、サイズごとに数字を決める必要があるように思います。
でも、今回のティアードスカートは、「比率」を使って型紙を作ります。
比率を使うことで、身長や体型が違っても、自分のサイズを基準にして型紙を作ることができます。
そして大切なのは、比率は単なる計算方法ではないということ。
各段の長さや広がりをバランスよく設定するための「おしゃれなシルエットを作る方法」として使っています。
それでは、型紙を作っていきます。
型紙の作り方


① まず、基本となる長さを決めます
最初に、スカートの横幅となる基準寸法を決めます。
今回はウエストがゴム仕様なので、ヒップ寸法を基準にします。
計算式は、ヒップ寸法 ÷ 4 + 2cm です。
例えばヒップが100cmの場合、100 ÷ 4 + 2 = 27cmとなります。
この寸法を型紙の横幅の基準にします。



この横幅を基準にするので、あなたにピッタリ似合うスカートになります。
だから、サイズ展開は不用になります。
そして、縦方向は作りたいスカート丈を取ります。
② スカート丈を4等分します
次に、決めたスカート丈を4等分します。
「3段のティアードスカートなのに、なぜ4等分?」と思われるかもしれません。
ここが今回の型紙作りのポイントです。
4等分した線を基準にして、3段目の切替位置と、それぞれの段のバランスを決めていきます。
単純にスカート丈を3等分するのではなく、全体のシルエットを見ながら各段の位置を決めていきます。
③ 3段目になる部分をさらに3等分します
4等分した部分のうち、3段目になる部分をさらに3等分します。
ここで引いた線が、後で3段目の裾幅を作るときの基準になります。
このように、最初から「3段を同じ大きさにする」のではなく、必要な部分をさらに分けていくことで、各段の広がりを調整できるようにします。


④ 3段のバランスを作ります
次に、3等分した部分を利用して、1:2の比率になるように分けます。
この線を使って、
- 1段目
- 2段目
- 3段目
それぞれの位置と長さを作っていきます。
ここで大切なのは、3段を単純に同じ幅にしないこと。
ティアードスカートは、下にいくほど生地の分量が増えていくことで、自然な広がりと動きが生まれます。
⑤ サイドラインに5度の傾斜をつけます
次に、スカートの脇線をそのまま垂直に下ろすのではなく、5度の角度をつけて線を引きます。
この5度の傾斜によって、スカートの裾に向かって少しずつ広がるシルエットになります。
ここは小さな角度ですが、完成したときのスカートの見え方に関わる大切な部分です。
⑥ ウエスト部分に少しカーブをつけます
⑤で引いた5度の脇線を基準に、ウエスト側にも調整を加えます。
ウエストの中心部分は、0.5cm下げてカーブを描きます。
このとき、「ここは直角になるように」という部分にも注意します。
ほんの少しのカーブですが、直線だけで作るよりも、ウエストラインが自然につながります。


⑦ 各段の裾線を整えます
次に、各段の裾線を整えます。
ここで重要なのが、裾線と脇線がきれいにつながること。
裾線を引くときは、脇線に対して直角になるように線を整えます。
この作業によって、各段をつないだときに、裾のラインが自然につながります。
⑧ 1段目の型紙を完成させます
ここまでで作った型紙を使って、まず1段目の形を作ります。
画像のように、型紙を3等分し、3等分した位置に点線を入れます。
この点線は、後で型紙を展開するときの基準線になります。



ここからが、今回の「比率」を使った型紙作りの面白いところだよ。
⑨ 2段目・3段目を「比率」で展開します
1段目の型紙を基準にして、次の段を作っていきます。
まず、1段目を3等分します。そして、その3等分したうちの2つ分を右側へ移動させます。
これによって、2段目の幅を増やします。
同じように、2段目から3段目を作るときには、さらに幅を増やしていきます。
つまり、
1段目 → 3
2段目 → 5
3段目 → 7
というように、段が下がるほど生地の分量を増やしていきます。
これが今回のティアードスカートで使っている「3:5:7」という比率です。


⑩ 型紙をつなげて完成です
最後に、それぞれの段を展開した型紙をつなげます。
1段目は「3」
2段目は「5」
3段目は「7」
という比率で、下の段になるほど生地の分量を増やしています。
さらに、必要な部分を右側へ展開していくことで、3段目に向かって自然に広がるティアードスカートの型紙になります。
型紙の完成です。



「比率」で作ると、なぜバランスが良くなるの?
「比率」は、「サイズを計算するためだけの数字」ではありません。
「自分のサイズを基準にしながら、バランスの良いシルエットを作るための方法」なんです。
これが、今回私が「比率」を使って型紙を作った理由です。
比率を使った型紙と使わない型紙の比較
ここでは、各段の丈をほぼ同じ長さで作ったティアードスカートと、今回ご紹介する「比率」を使って作ったティアードスカートを比較してみます。
比較するポイントは2つです。
- スカート全体のバランス
- スカートの脇線のつながり


同じ「3段ティアードスカート」でも、型紙の作り方によってシルエットが変わってきます。
各段を同じ丈にしたティアードスカート


まずは、スカートの丈を3等分するようにして、各段をほぼ同じ長さで作った場合です。
数字だけを見ると、
「スカート全体を3等分しているから、バランスが良さそう」と思いますよね。
ところが、実際にスカート全体を見てみると、各段が同じ長さでは、少し間延びしたような印象になることがあります。
ティアードスカートは、上から下へ向かってスカートの幅が広がっていくデザインです。
そのため、丈まですべて同じにしてしまうと、横幅の広がりと丈のバランスが取りにくくなります。
もうひとつ気になるのが、スカートの脇線です。
単純な長方形の型紙を使うと、脇線は上から下までほぼまっすぐに落ちます。
もちろん、各段にギャザーを寄せれば、裾の分量は増えます。
でも、元の型紙が長方形のままなので、脇線そのものは広がりません。
その結果、「横に広がる」というより、「縦に長く見える」ティアードスカート
になりやすいのです。
「比率」を使ったティアードスカート


では、今回の「比率」を使った型紙では、どこが違うのでしょうか。
まず、各段の丈を同じにするのではなく、上の段を基本にして、下にいくほど少しずつ丈を長くします。
今回の型紙では、1段目 → 2段目 → 3段目と、下にいくほど丈を長くしています。
そうすることで、ギャザーによって横幅が増えていくのに合わせて、丈にも強弱がつき、スカート全体のバランスが取りやすくなります。
上から下へ向かって、短い → 少し長い → さらに長い
という流れを作ることで、全体として安定感のある、裾に向かって広がるシルエットになります。
ギャザーの分量も「比率」で考えます
丈だけではありません。
ギャザーの分量も、上の段を基本にして、下の段にいくほど増やしていきます。
1段目を基本の分量とすると、
2段目はギャザーを増やし、
3段目はさらにギャザーを増やします。
ただし、ギャザーを増やすだけではありません。
下の段になるほど丈も長くしているので、「幅が増えること」と「丈が長くなること」のバランスを取っています。
「比率」を使って型紙を作るポイントです。
さらに、スカートの脇線を見てみましょう。
今回の型紙では、ウエスト付近から裾に向かって、脇線に5度の角度をつけています。
このわずかな角度が、スカートを裾に向かって広げるためのポイントになります。
そして、ここで大切なのが、
「ギャザーを増やす場所」と「脇線を広げる場所」を分けて考えること。
脇線の位置をそのままにして、スカートの中心側でギャザー分量を増やしていくことで、脇線の5度の角度を保つことができます。
そのため、仕上がったスカートは、ウエストから裾に向かって脇線が自然に広がり、裾に向かってきれいな三角形のシルエットになります。
「ギャザーをたくさん入れれば、きれいに広がる」というわけではありません。
型紙の脇線と、各段の丈、そしてギャザー分量。
この3つのバランスを考えることが、きれいなティアードスカートを作るポイントです。


ここでもうひとつ、忘れてはいけないのが生地の性質です。
同じ型紙を使っても、生地によってスカートの印象はかなり変わります。
例えば、落ち感の強い、トロンとした滑らかな生地の場合。
型紙で脇線に5度の角度をつけていても、生地が下へ自然に落ちるため、すっきりとしたシルエットになりやすいです。
一方、ある程度の張りがあり、適度な落ち感のある生地を使うと、ギャザーがきれいに出て、ティアードスカートらしいふんわりとした広がりを表現しやすくなります。
つまり、型紙だけでシルエットが決まるわけではありません。
型紙の「比率」や「脇線の角度」に加えて、
- 生地の張り
- 落ち感
- 厚み
- ギャザーの寄りやすさ
なども、仕上がりに影響します。
同じ型紙でも、生地を変えるだけで、まったく違った雰囲気のスカートになります。
比率と型紙の関係
ティアードスカートは、ただスカート丈を3等分して、長方形の布をつないでいけばよいというものではありません。
各段の横幅と丈、ギャザー分量、そして脇線。
それぞれのバランスを考えることで、全体のシルエットが変わります。
今回の型紙では、経験や感覚だけに頼るのではなく、「比率」という考え方を使って、各段の丈と分量を決めています。
比率を使うことで、
「なぜこの長さなのか」
「なぜこのくらいギャザーを入れるのか」
「なぜ下の段を長くするのか」
ということを、数字をもとに考えることができます。



感覚だけで決めるのではなく、「比率」という考え方を使って、バランスのよいティアードスカートを作って下さい。
ギャザー寄せについて
ティアードスカートを作るとき、避けて通れないのが「ギャザー寄せ」です。
ギャザーのやり方は簡単なのに、
「ギャザーが均等にならない」
「途中で生地がずれてしまう」
「ギャザーを寄せるのが苦手……」
という方も多いのではないでしょうか。
今回は、長い距離のギャザーをきれいに寄せるために、私が行っている方法をご紹介します。
合印をしっかり合わせる
それぞれの段に合印を入れます。


ティアードスカートのギャザー寄せでは、この合印がとても大切です。
ギャザーを寄せる前に、まず「どこからどこまでを合わせるのか」を決めておきます。
合印を基準にしてギャザーを配分することで、ギャザーが一部分に偏るのを防ぎやすくなります。
特に3段目はギャザーを寄せる距離が長くなるので、合印を多めに入れておくと作業がしやすくなります。
ミシンの縫い目と糸調子を変更する
ギャザーを寄せるための「粗ミシン」をかけます。


このとき、
・縫い目を大きくする
縫い目は3~4mm程度 通常の本縫いよりも、縫い目を大きくします。
・上糸調子を弱くする
上糸調子を弱くすることで、下糸を引っ張ってギャザーを寄せやすくします。
ギャザー寄せでは、粗ミシンをかけたあとに下糸を引いて生地を縮めていきます。
この2つがポイントです。
粗ミシンのかけ方を選ぶ
ギャザー寄せには、粗ミシンのかけ方がいくつかあります。
今回は、2本の粗ミシンを使った2つの方法を比較してみます。


①本縫い線を2本の粗ミシンで挟む方法
出来上がり線を挟むように、2本の粗ミシンを平行にかけます。
縫い代が1cmの場合は、生地端から0.5cmとさらに0.7cm程度の位置にかけます。
メリット
本縫い線を2本の粗ミシンが両側から押さえてくれるため、ギャザーを整えたあとも、本縫いがしやすい方法です。
デメリット
粗ミシンが表側から見えるため、縫い終わったあとに粗ミシンの糸を抜く必要があります。
また、針穴が目立ちやすい生地の場合は、粗ミシンを抜いたあとに針穴が残って目立つことがあります。
そのため、生地によっては別の方法を選んだほうがよい場合があります。
② 2本目の粗ミシンの少し下を本縫いする方法
こちらは、2本の粗ミシンをかけ、下側の粗ミシンより少し下を本縫いする方法です。
メリット
本縫いが粗ミシンの下側になるため、粗ミシンが表から見えにくく、本縫い後に粗ミシンの糸を抜く必要がありません。
デメリット
ギャザーを寄せた部分が少し浮いた状態になるため、①の方法と比べると、本縫いが少し難しくなります。
| ①本縫い線を挟む | ②下側の粗ミシンの下を縫う | |
| 本縫い | ◎ 縫いやすい | △ 少し難しい |
| 粗ミシン | 最後に抜く | 抜かなくてもよい |
| 針穴 | 生地によっては目立つ | 比較的目立ちにくい |
| 今回 | こちらを採用 | - |



今回は①の方法で作ります
今回は、「2本の粗ミシンで本縫い線を挟む方法」でギャザーを寄せていきます。
ギャザーの寄せ方は、生地の種類や仕上げ方によっても向き不向きがあります。
「どちらが正解」ということではなく、生地や作りやすさに合わせて使い分けるのがおすすめです。
ギャザーの折り返しを「コの字」にする理由
ギャザーを寄せるときは、生地の中心で粗ミシンを「コの字」に折り返しておきます。


これは、中心部分にもギャザーを均等に入れるためです。


中心で折り返さず、左右それぞれ別々にギャザーを寄せると、中心部分のギャザーが不足したり、左右のギャザーの分量に差が出たりすることがあります。
中心で粗ミシンを折り返しておくと、折り返した部分が動きにくくなるため、左右から同じようにギャザーを寄せやすくなります。
長い距離のギャザーを寄せるときほど、この方法がおすすめです。
「中心を固定して、左右から寄せる」これが、ギャザーを均等に入れるポイントです。
ギャザーを寄せる
まず、上下の生地の合印を合わせます。


次に、粗ミシンの下糸を2本一緒に引き、少しずつギャザーを寄せていきます。
いきなり全体を一気に寄せるのではなく、合印を目安にしながら、少しずつ進めていくのがポイントです。
まずはギャザーを中心まで寄せます。
中心まで寄せたら、次に、
「ギャザーが寄っている部分」と「ギャザーを寄せていない部分」
の長さが同じになるように、ギャザーの分量を調整します。
この作業を左右それぞれで行い、合印と合印の間の長さを揃えていきます。
ギャザーは「均等に寄せる」ことが大切です。
ギャザーを整える
ギャザーを寄せて、上下の生地を合わせたら、すぐにミシンで縫い合わせません。
一度、ギャザーの状態をよく確認します。


写真のように、ギャザーが寄っていても、よく見るとギャザーの向きや間隔が揃っていないことがあります。
そこで、生地を少し縦方向に引っ張りながら、ギャザーを整えます。
ギャザーの山を縦方向に揃えるようにすると、ギャザーが整いやすくなります。
本縫いをする前に、ひと手間かけてギャザーを整えることで、仕上がりがきれいになります。
生地を固定すると縫いやすくなる
ギャザースカートは、ギャザーを寄せることで生地の分量が多くなります。
そのため、家庭用ミシンで縫うときは、たくさんの生地がミシンの周りで動いてしまい、縫いにくく感じることがあります。
特に、
- 生地の分量が多いもの
- 重さのある生地
- 滑りやすい生地
などは、縫製中に生地が動きやすくなります。
職業用ミシンなどでは、ミシンの周囲に大きな作業スペースを作れる場合がありますが、家庭用ミシンでは作業スペースが限られていることもあります。
そこで、縫う前に生地をピンなどで固定しておくと、余分な生地が広がりにくくなり、縫いやすくなります。
写真のように、ギャザーを整えた後、数か所をピンなどで固定しておきます。
こうすることで、生地が動きにくくなり、ギャザーの位置もずれにくくなります。
特に長い距離を縫うティアードスカートでは、このひと手間が役立ちます。
ギャザー部分のアイロンのかけ方
ギャザーをミシンで縫い合わせたら、最後にアイロンで仕上げます。
ここで注意したいのが、ギャザーそのものを押さえすぎないこと。


ギャザー部分にアイロンを強くかけると、せっかく作ったギャザーのふんわりとした立体感が潰れてしまいます。
アイロンは、ギャザーの縫い代を中心にかけます。
ギャザー部分を押し潰すのではなく、縫い代を整えるようにアイロンをかけるのがポイントです。
ギャザーの立体感を残すことで、ふんわりとしたティアードスカートに仕上がります。
スカートが完成してから、スチームアイロンで全体を仕上げます。


YouTube 『サイズ展開不要 比率で作る ティアードスカート』



実際の縫製工程はYouTubeで詳しく紹介しています
今回のブログでは、
「なぜ、この生地を使ったのか?」
「なぜ、比率で型紙を作るのか?」
「綺麗なギャザーの寄せ方は?」
という、ティアードスカートの設計や考え方を中心にご紹介しました。
私は、洋服作りは「ただ作る」だけではなく、「なぜ、こうするの?」を考えることも、とても大切だと思っています。
今回のティアードスカートも、「比率=きれいなシルエットを作るコツ」として、ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。



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Sewing Komachanでは、洋服作りのアイデアや、型紙作り、リメイクなどを発信しています。
「作り方」だけではなく、「なぜ、こうするの?」 その理由まで分かるソーイングを目指しています。
最後までご覧頂きありがとうございました 一緒に服作りを楽しみましょう✂️🧵💕







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